君に幻想

 

助手席で 見つめて言った言葉

「ここはプライベートな空間だよ」って

他の子にも言っていたなんて

どんな言動も期待させる もうかっこつけるなよ

 

かっこつかない君が 好きだったよ 大人な君は どこか遠い

いつだって ないものねだりさ 自分勝手 ごめんね

 

昼間の川沿い 君と歩くだけで 

本当に幸せと思えていたの

“触れそうな手触れられなくて 何もしゃべらない“

きっと勝手に あの頃の君を まだ見ていたの

 

大人に憧れてきたのに ふいに子供に戻りたいとか思う

いつだって ないものねだりさ 本当 もう 困ったよなぁ

 

もう変わった もう変わった 

もう変わったから

大人になったから 大人になったから

あの君は あの君は 

あの君は もういない