ここまで

 

ドラマみたいな終わり方で本当にごめん

今思えばなんだか恥ずかしすぎる話だね

 

最後の日に 待ち合わせたこの駅は 今では

毎日通う路線になったよ どうでもいいけどね

 

ここにくればまたどっかで いるような気がした 

そんな気が、しただけ

 

「時間が経てば 忘れられるから」 その言葉をずっと胸に

君と日々は思い出になった あふれた涙は乾いたし

もう、なんにも、なんにも、残っていない ここまできたの

 

背中をさすった手や街の風景 見上げた夕焼けの色

歩いた夜道を たまに思い出したりもするけど

 

最後の君と 二人でいた日々のこと 全部忘れてしまったよ 

あんなに泣き崩れたていたのに もう どうでもいいけどね

 

ここで君を見かけたって 声はかけない どうか、君も気づかないで

 

「別れがあれば出会いもあるから」 君の言葉を思い出すことも

君のために泣いてしまうことも 何年もなくなったし

もう全然何も残っていないけど それでいいよね、それでいい

 

「時間が経てば 忘れられるから」 その言葉をずっと胸に

きっと日々は思い出になった あふれた涙は乾いたし

もう、全然何も残っていない もう、ここまできたの

 

あの頃の私にはきっと あまりに大きすぎることだった

君のことだから 今頃あれは 部屋の隅のただのインテリア

かわいそうだから たまには気遣ってあげてね